スタッフブログ
大股で歩くと認知症の予防につながります!
2019/08/09
本日は「認知症の予防には歩幅が関係している」
というお話をさせて頂きます。
こんにちは。
老後のあんしん札幌相談室® 入居相談員の川村です。
高齢者の身体機能の低下と歩幅の関係を
長年研究していらっしゃる谷口優先生(国立環境研究所の主任研究員:前東京都健康長寿医療センター)
という方がいらっしゃいます。
その方がされた調査に、2017年発表の
「歩行の状態が将来の認知症の発症リスクと関連する」
という報告があります。
高齢者の歩幅を
•歩幅が狭い(58.2cm未満)
•普通(58.2~65.1cm未満)
•歩幅が広い(65.1cm以上)
の3グループに分けて調査したところ
「歩幅が狭い」グループは「歩幅が広い」グループに比べ
認知機能低下のリスクがなんと約3倍も
高くなっていることが判明したという内容のものです。
高齢者666人の認知機能の低下リスクを4年間ほど調査し、
「歩幅が狭い」人たちは3.39倍の認知症リスクがあることがわかったそうです。
では、どれくらいの歩幅が認知症の予防に繋がるのでしょうか。
皆様、ご自分の歩幅を測ったことはありますか?
出典:鳥取県健康政策課https://www.pref.tottori.lg.jp/224685.htm
まず、歩幅というのが「つま先からつま先までの長さ」と定義されています。
歩幅を測るという機会はないと思いますので、
日常的に歩幅の広さを判断できる方法として
「横断歩道を渡る時に白線を踏まずに渡れたら○」
というものがあります。
横断歩道に引かれている白線または間の黒い部分は
約45センチの幅があります。
出典:美脚姫https://princess-foot.com/20190723-4554/
白線を踏まないように歩くと
白線分45センチ+ご自分の足のサイズ
=65~70センチあまりになると思います。
すると、先ほどお話した調査の
「歩幅が広い(65.1cm以上)」に該当してきます。
横断歩道を渡る際には、
今回のブログの内容を思い出していただき、
ご自身の歩幅がどのくらいか、ぜひ見てみてください。
意識して大股で歩くと、認知症の予防に繋がるかもしれませんね。
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